

こちらでは車の買い替えにあたり、ミニバンという分野について取り上げ、その魅力や人気の理由、おすすめ車種などについてご紹介していきたいと思います。。
ミニバンという車種には、法律的な定義というものは存在しませんが、一般的には3列シートを有し、比較的車高が高くアップライトな着座位置となる、乗用車として登録可能な車種となっています。2000年代以降、ファミリー層に適した車種として、人気が高まりました。
一例として、日本自動車販売協会連合会の発表によると、2020年1月〜6月の乗用車販売ランキング上位50位中、実に11車種がランクイン。またベスト10内に3車種が名を連ねています。近年ではSUVやコンパクトカーに押され気味ではあるものの、依然として高い人気を保持しているとうかがえます。。
前述しました通り、ミニバンが大きく支持されるのはファミリー層、とりわけ子育て世代のニーズが大きいと言えます。3列シートを有するゆとりある室内空間は、長距離ドライブでも快適性を満喫可能。また一般的なセダンよりも多い7人/8人が乗車することもでき、寸法のある荷物の運搬にも便利に使えるといったメリットが挙げられます。また、ひと口にミニバンと言っても、ボディサイズごとに選択肢があり、購入者の好みやニーズに応じて選べるというのも特色。大まかには1500ccクラスのコンパクトミニバン、2000ccクラスのミドルクラスミニバン、そして2500cc以上の大型ミニバンがあります。
日本を代表する自動車メーカーであり、販売シェアでもトップを誇る企業。それゆえミニバンのジャンルにおいても、コンパクトのシエンタ、ミドルクラスのノア/ヴォクシー/エスクァイア、大型クラスのアルファード/ヴェルファイア、そして商業車ベースで乗用車登録可能としたハイエースワゴンまで、他社にはなかなか真似できない、実に幅広いラインアップを取り揃えています。
2000年代以降のミニバンの隆盛を大きく高めるきっかけとなったのが、1990年代後半に相次いで登場したオデッセイでありステップワゴン。ライバルメーカーがこぞってミニバン分野を手がけるようになった大元であり、この2車種がなかったら、その後の自動車史は変わっていたと言っても過言ではありません。またコンパクトミニバンとしてフリードも人気を博しています。
大きく分けると、乗用車登録可能な純ミニバンとしてラインアップされているのが大型クラスのエルグランドとミドルクラスのセレナ。4ナンバー登録の商業車をベースに、乗用車登録可能な派生車種を並列してラインアップされているのがNV350キャラバンおよびNV200 バネットのワゴンタイプ。近年ではセレナe-POWERに人気が高まっています。
ライバルメーカーとの差別化として、ミニバンならではの快適性や利便性といったものは実現しながら、独自の戦略として、高剛性かつオフロードでの走破性に優れた4WD、中低速トルクを重視したディーゼルターボ搭載したデリカD:5をメインモデルとしています。トヨタや日産、ホンダなどはまさに、別の道を行っているという感じです。