

本ページでは、マツダが手がけるコンパクトカーについて、特徴やラインアップを取りまとめてご紹介していきたいと思います。
マツダは広島県を本拠地とする自動車メーカーになります。かつてはロータリーエンジンを搭載したスポーツカー、RX-7を手掛けていたことで知られ、また2シーターオープンのライトウエイトスポーツモデル、ロードスターが大きな人気となり、世界各国のメーカーから「真似」されたエピソードも知られています。そんな同社ですが、バブル崩壊後の一時期、経営が悪化したことがありましたが、そうした危機を乗り越えるきっかけとなったのが、何を隠そう、同社の代表的車種であったコンパクトカー、デミオでした。
その後、モデルチェンジを重ね、デザイン、性能とも進化を続けていたデミオが、2019年のマイナーチェンジを機に、国内向け仕様も海外向けの名称に統一化。そうして誕生したのが、MAZDA 2なのです。つまり、マツダのコンパクトカーとして知られるデミオとMAZDA 2は、製造された年代によって名称が異なるものの、その血統、系譜は一貫した流れとなっているのです。その点は、ぜひ知っておいてください。
前述しました通り、バブル崩壊後のマツダの危機を救った、小型コンパクトモデルになります。初代DW3W/DW5W型は1996年に登場。サイズはコンパクトカー、2列座席で荷室を広く採ったシンプルな小型ワゴンとして登場し人気を博しました。
その後、モデルチェンジを重ねていく過程において、デザインも、走行性能も進化・ブラッシュアップ。4代目のDJ系からはガソリンエンジンに加え、ディーゼルターボもラインアップされるようになりました。そして2019年のマイナーチェンジを機に、MAZDA 2へと車名変更がなされました。
元々はデミオの海外市場向けの名称でしたが、2019年、4代目DJ系デミオのマイナーチェンジをきっかけに、海外向け仕様との名称統一化が行われることになり、改めてMAZDA 2として国内販売されることとなりました。
ガソリンエンジン仕様は、デミオ時代にラインアップされていた1300ccが廃止され1500ccに一本化されましたが、2015年に登場した1500ccディーゼルターボは引き続きラインアップ。全グレードで2WDと4WDが選べるのも大きな特色。2020年には特別仕様車が3種類登場しています。